お手入れが大変な和庭を、
安全で手間の少ない使えるお庭に神奈川県川崎市高津区 H様のお庭 no.8752
ご相談の経緯
H様のお庭は、多くの庭石が組まれ池や木々が配された大きな和風のお庭で、これまで季節ごとのお手入れを重ねながら維持管理をされていらっしゃいましたが、年々お手入れのご負担が大きくなり、また、お年を召すにつれてお足元の段差が危なく感じていらっしゃいました。そこで、ご家族で話し合われ、全体的なリフォームのご相談を頂くに至りました。
リフォームにあたり一番のご要望は、庭石や庭木をできるだけ撤去しお手入れのご負担を軽くすることでした。他にも、お庭の面影を一部残しながらも、日ごろご不便に感じていらっしゃったことを解決するなど、ご家族皆様と話し合いながら、新たなお庭の形をご一緒に検討させて頂きました。
庭石と庭木を撤去
全体のプランが決まり、まずはお庭の解体を行っていきます。大きな庭石は1トン以上の重さになるため、大型のクレーンを使用し、職人が1つ1つ慎重に吊り上げて撤去していきます。最後に余分な土も運び出してお庭全体を平らに整えました。整地の際に古い井戸の撤去も行いました。
排水の改善
雨が降るとお庭の一部に水が溜まってしまう状態でしたので暗渠排水の工事を行いました。暗渠排水とは、地中に砂利や専用のパイプで水の道を作り、排水を促進する仕組みです。
日よけシェードのあるテラス
お庭の中心には人工芝とインターロッキングブロックのテラスを設けました。
テラスには電源も整備しましたので、照明や調理器、パソコンなど、電気製品を使うことができます。
足元の段差をなくして安全に
お庭が広々と明るくフラットになりましたので、移動もしやすくなりました。利用することの多い玄関や縁側、駐車場は、インターロッキングブロックの園路でつなぎました。
和風庭の面影を残して
お客様から、庭木を少しだけ残したいとのご要望を頂きました。お好みや移植の可能性、位置などを考慮してご相談し、松とサルスベリを1本ずつ残してデザインしました。松は移植が難しい状態でしたので、元々植わっていた高い位置のまま活かし、既存の庭石で土留めをしました。専門の職人が組み直した庭石は、様々な角度からの表情の変化が見どころです。
お布団を干せるウッドデッキ
お庭に面した掃き出し窓の前にウッドデッキを設けました。手すりにはお布団を干すこともできます。
目隠しフェンス
目隠しになっていた庭木を撤去したため、替わりに目隠しフェンスを設けました。フェンスの奥をテラスにしましたので、通りからの目線を気にせず寛ぐことができます。
2つの立水栓
広いお庭ですので、水栓が2か所あるととても便利です。上水管を引き直して、テラスと駐車場の近くに1つ、玄関の脇に1つ設置しました。お孫さんが選んだ水色の水栓がお庭の爽やかなワンポイントになっています。
万年塀の補強
万年塀は強度を上げるため控え壁を付けました。破損部分についてはお客様と相談しブロック塀でしっかりと補修を行いました。
お客様の声
「草取りが大変で、自分たちではやりきれなくなっていましたので、きれいにして頂いて有難うございました。工事が始まるまでは不安もありましたが、きちんとやっていただけて本当に良かったです。孫が友達を連れてきて遊んでいるのを見て、工事をして本当に良かったなと思いました」
プランナーより
ご家族様の大切なお庭の改修に携わらせて頂き、誠にありがとうございました。今後は、庭木のお手入れで定期的にお邪魔させて頂きます。引き続きどうぞよろしくお願い致します。