傷んだ枕木を撤去して、オープン外構にリフォーム
既存物を活かして街並みと調和するデザインに
神奈川県川崎市多摩区 K様のお庭 no.8605
ご相談の経緯
今までは、ご自宅で過ごすことが少なかったそうですが、お仕事の形態が変わりこれからは、ご自宅で落ち着いて過ごす時間が増えていくことになったそうです。改めてこれからの生活スタイルを考えた時に、「お庭を整えて、気持ちよく過ごしたい」という思いが浮かんできたそうです。
お年を召して、お庭のお手入れが大変にもなってきたことから、「お手入れがしやすいお庭にしたい」「これから少しずつガーデニングにも挑戦してみたい」というお声を頂き、デザインプランを作らせて頂きました。
デザインのポイント
- 傷んだ枕木を撤去して、明るく風通しの良いオープン外構へ
- 窓から緑を楽しめる、2本のシンボルツリー
- 土のエリアを広めに残して、ガーデニングを楽しめるお庭に
- ベンチとして使えるウッドデッキ
- 丁寧に敷きこんだ、レンガとピンコロ石のペイビング
傷んだ枕木を撤去して、明るく風通しの良いオープン外構へ
K様がお住まいの区画では、外構デザインが統一された落ち着いた街並みでしたので、老朽化した枕木は撤去したいものの、できるだけ周囲と調和するリフォームにしたいとのご希望を頂いておりました。そこで、既存物を活かし、枕木調のアルミ製の商品を使ったプランをご提案させて頂きました。
既存の表札や門灯まわりも、既存のものを活かし、建物と調和するよう配慮いたしました。大きくなり手に負えなくなっていた庭木は伐採して整理し、新たに花などが楽しめる、お好みの庭木を選んで植えました。
窓から緑を楽しめる、2本のシンボルツリー
外からの視線はほとんど気にならないとのことでしたので、日差しと解放感を優先し、フェンスはアイアン調の柵にしました。窓の前には2本のシンボルツリーを配置しましたので、お部屋から緑が楽しめるほか、お庭や室内の風景にもほどよいプライベート感を作り出します。
土のエリアを広めに残して、ガーデニングを楽しめるお庭に
「これからガーデニングにも挑戦してみたい」というお客様のお声を反映し、土の部分を広く残したプランになっています。「でもどのぐらいできるか不安、、」とのお声も頂きましたので、育てやすい宿根草も少し添えてご提案させて頂きました。冬でも緑が楽しめる常緑の植物を取り入れていますので、お庭全体のバランスがとりやすくなればと思います。
お庭の奥で目をひくのは、おしゃれな物置「カンナミニ」です。レンガのペイビングや植栽ともマッチするかわいらしいアイテムで、ガーデニングの道具や土を収納するのにもぴったりです。
ベンチとして使えるウッドデッキ
掃き出し窓の前のウッドデッキは、ガーデニングの合間に腰かけて休憩したり、日向ぼっこをして頂くのにちょうど良い高さになっています。足元には、ヨーロッパの石畳のような敷き方のピンコロ石のテラスを設けました。
丁寧に敷きこんだ、レンガとピンコロ石のペイビング
物置の足元は、少し丸みをおびたレンガを敷きこみました。レンガの表情が柔らかく、枕木調のフェンスとも調和して、素敵なコーナーになりました。
お客様より
10年間放ったらかしにしていた庭のリフォームをお願いしました。コロナ禍の中、タイトなスケジュールや資材の確保など、様々な制約があったかと思いますが、こちらの希望に真摯に応えて下さり感謝です。また、再三のプラン変更の希望にも、その都度迅速に対応していただけました。職人さん達も、とても丁寧に作業をしてくださり、見違えるような庭になり嬉しいです。ありがとうございました。これから春になって、植えていただいた植物たちが、どんな花を咲かせるのか、植栽がどんなふうに成長していくのか楽しみにしています。
プランナーより
このたびは、お庭のリフォームについてご相談頂き誠にありがとうございます。ご要望を伺いながらプランを練っていく過程はプランナーとしてもいつもやりがいのある工程でございます。これから、植物たちの変化など、新しくなったお庭を楽しんでいただけましたら幸いです。今後ともどうぞよろしくお願い致します。