木目調のタイルがナチュラルな雰囲気のお庭
~自転車のメンテナンスや出入りに便利なスロープも~神奈川県川崎市宮前区 A様のお庭 no.8352
ご相談の経緯
土の状態のお庭をリフォームするご依頼を頂きました。「雑草対策をしながら、リビングからの出入りをしやすくして、通りからの目隠しもしたい」「趣味の自転車を洗ったり、メンテナンスをする場所にできたら」とのご要望を頂きました。特に、目隠しに関しては、上り坂に面しているため、高い位置からの目線をカバーする工夫が必要でした。
デザインのポイント
- 自転車の出し入れを考慮した引き戸とスロープ
- 扉の位置を移動して、敷地を端まで有効活用
- 通りからの目隠し
- 天然木の素材感を再現したタイル
- リビングからの段差解消
自転車の出し入れを考慮した、引き戸とスロープ
A様のお庭の一角には扉があり、道路からお庭へ直接出入りができるようになっています。特に自転車を出し入れする際に使用されるとのことでしたので、引き戸タイプの門扉と、スロープのアプローチをご提案させて頂きました。
引き戸タイプの門扉は、開けた扉がばたつかず、通路まわりをすっきりと広くできるのが特長です。自転車を押す場所では特に、扉の開閉が扱いやすくおすすめです。
天然木の素材感を再現したタイル
リビングからの段差解消
天然木を模した美しい風合いが魅力のタイルはお客様にお選びいただいたもので、木目の凹凸まで再現されています。タイルのすっきりとした清潔感と天然木の温かみ、その両方の魅力を採り入れたタイルテラスになりました。
通りからの目隠し
通りからの目隠しについて様々な方法を検討しましたが、最もスマートで効果的な方法として、既存のフェンスを延長し、常緑樹を組み合わせる方法をご提案させて頂きました。樹木は高い位置からの目線を遮ると同時に、さわやかな緑が目をひくため、お庭の中に視線が入りにくくなる効果も期待できます。
フェンスの延長に伴い、門扉の移動や既存の植物の移植など、全体的な調整が必要となりましたが、その工程で、自転車を乗り入れやすいスロープを追加するなど、機能面も見直しながら便利に使っていただけるように細部をおさめていきました。
扉の位置を移動して、敷地を端まで有効活用
敷地を端まで有効活用して頂けるように、お庭への入口扉を約1m移動するご提案をさせて頂きました。これにより、用途が定まらなかったお庭の隅をスロープとして活かすことができ、メインのタイルテラスもより広く確保することができました。
フェンスは、既存のものと同じ商品を探して延長しましたので違和感が全くありません。植わっていたモッコウバラは、北側の目隠しとして移植しました。
プランナーより
お客様にお庭のご用途や動線を詳しくお伺いし、使用する素材についてもひとつひとつご相談を重ねながらプランを作成させていただきました。これからは、ご趣味の自転車のお手入れを楽しんで頂く場所として、また、生活の様々な場面でもお庭をご活用頂けますと幸いです。