面影を残して 和風のお庭をリフォーム横浜市港北区 K様のお庭 no.7994
ご相談の経緯
松やツツジなど大小の木々が池を囲む和風庭園でしたが、管理の負担が大きいため、リフォームのご相談を頂きました。お打合せをする中で、お父様が造られたお庭へのご愛着や、今後のお庭の楽しみ方についてお伺いし、リフォームのイメージをご一緒に描いていきました。
既存樹の一部と思い出の灯篭を残して
たくさんの木々の中から、見た目のまとまりと植物への影響をふまえて、リビングの前の2本の松と紅葉を残しました。大株のサツキも移植を行い丁寧に残しました。また、点在していた灯篭の中からバランス良くおさまるものを1つお選びし、小さな和風のコーナーとしてまとめました。池は丁寧に撤去させて頂きました。
お友達を招いて集まれる、乱形石のテラス
お庭は人工芝と乱形石で舗装し、明るく広々とした空間に変わりました。 お友達を招いてお庭で過ごせるような広いテラスがご希望でしたので、テーブルとチェアを出して、バーベキューをもできる広さを確保しました。
育てる、収穫できるお庭
K様のもう一つのご希望は、果樹や菜園スペースがある、収穫を楽しめるお庭にすることでした。お庭の周囲には、かんきつ類やブルーベリーなど、手軽に楽しめる果樹を植えました。
円形の花壇はお手入れがしやすく、リビングからの眺めのワンポイントになっています。 花壇の中央にはメンテナンスロードを通し奥の菜園コーナーにも行くことができます。育てて収穫する楽しみが加わりました。
段差を解消して安全なお足元に
敷石や人工芝の敷設により地面がかさ上げされます。不要な土を撤去することも可能ですが、ご予算をより有効にお庭づくりに活かして頂けるように、今回は、既存のステップ等と高低差をそろえ、すっきりと安全なお足元を目指しました。
特に玄関では、タイルのステップの最下段に人工芝の高さを合わせて無駄な段差を吸収しました。また、曲線を基調とした全体のデザインに調和するように、乱形石のテラスを拡張して曲線に仕上げました。既存の乱形石と同じ石材をお探しすることができたので違和感もなく、毎日目にする門まわりの風景が、心地よく調和したものになりました。
目隠しフェンス
外からの目隠しとしてウッド調のアルミフェンスを設置しました。植生環境を整えるために、フェンスは目隠しに必要な上部のみ横板を設けました。これから足元の植栽が成長しても、風通しのよい健康的な環境を保ってくれるでしょう。
まとめ
思い出のお庭に、これからはK様ご家族の新しいお庭の時間が重なっていきます。大切なお庭のご相談を頂き、誠にありがとうございました。