育てる楽しみがふくらむ菜園花壇のあるお庭東京都大田区 T様のお庭 no.7826
ご相談の経緯
ご自宅の建て替えをきっかけに、お庭のことを本格的に考えることにしたT様。 「すごく陽当たりがいいから、畑もできそうね!」 というお友達の言葉に 「何か育てたい!」 という気持ちがムクムクと湧いていらしたそうです。そのお気持ちを受けて、お打合せでは使いやすさやお手入れのご負担についてはもちろん、既存の樹木を活かす方法や、どこで何を育てるかといったことも詳しくやりとりしながら、プランを進めさせて頂きました。
お足元は乱形石と砂利で安全に整え、お部屋からも眺められる場所には大きな菜園を兼ねた花壇を設けました。高さがあるのでお手入れがしやすく、風通しも良くなりました。 花壇の中にはお手入れをしやすくするためのステッピングストーンを置きました。お客様は大変喜んで下さり、早速、夏野菜やお花を植えて下さっています。
シンボルツリーが迎える、玄関アプローチ
これまで雑草のお手入れが大変だった床面は、乱形石と砂利で整え開放的で清潔感のある場所に生まれ変わりました。
爽やかな木陰を落としているシンボルツリーのハナミズキは既存樹を残したものです。できるだけ根に負担をかけないように、周囲の園路の形については特にご相談を重ねて設計しました。
植栽のお世話をするために欠かせない立水栓は、お客様にお好みのものを選んで頂きました。玄関前の素敵なワンポイントになっています。
シンボルツリーのハナミズキと、フェンス越しの緑が爽やかな明るい外構になりました。
果樹を楽しむ、もうひとつのお庭
サンルームの脇を入ったもうひとつのお庭は、建物に対して斜めの敷地で、一部通路が細くなる箇所もありますが、そういった条件を整理して、使いやすくまとめました。「できるだけ花壇を広めにとりたい」というお客様のご要望にあわせて、通路沿いに花壇を細長く伸ばしました。フェンスを利用して早速ゴーヤを育てていらっしゃいます!
植栽は、既存のモミジなどを残したほか、ユズを移植し、果樹を楽しむ場所としました。これからブルーベリーなどの果樹を植えることも検討されているそうです。
ほんのりと風景を照らす、夜のライトアップ
お客様が夜の写真をお送り下さいました。点在する照明がお庭をほんのりと照らし出し、帰宅するご家族を迎えてくれます。
設計にあたり、植物のことや日々の使いやすさについて何度もお打合せをさせて頂きました。植物ひとつひとつが元気に育つようにと心遣いをされるT様。出来上がったお庭は、そんなT様のお気持ちを映すような、お花もお野菜ものびのびと育つ、ほっとする空間でした。ご相談を頂き誠にありがとうございました。