お気に入りのバラたちと
ペレニアルが豊かに彩るガーデン横浜市青葉区 O様のお庭 no.7246
ご相談の経緯
O様邸には、奥様が少しずつ集められたお気に入りのバラ約25株があり、これまでご自身でお手入れをされていらっしゃいました。元気に成長し広がったバラ達の今後のお手入れをどうしたら良いか、冬の剪定の際にご相談を頂きました。
一株ずつ丁寧に拝見し、さらに元気に成長を続けられるように冬の剪定と鉢の土替えを実施しました。冬の剪定作業から約半年がたち、バラの季節にO様邸を訪問させて頂きましたのでその様子をご紹介させて頂きます。
エントランスと玄関ポーチ
門を入ると、ちょうどアプリコットピンクのバラ‘アプリコット・キャンディ’が瑞々しく咲き始めていました。このバラは、冬の剪定時には小枝が込み合った状態でしたので、新しく元気な枝が出るように慎重に強めの剪定をしたものです。しっかりと新しい枝を広げ、つぼみもたくさんつけていました。
階段を上がった玄関ポーチにも、素敵に咲き出したバラの鉢が並んでいます。「この紫色のバラは香りがとてもいいんですよ。こちらの白いバラは、散り方が潔くてたくさんの花びらをドサッと落とします」とひとつひとつ愛おしそうに教えて下さる奥様。バラへの深い愛情を感じて、私までワクワクしました。
風に強い植栽プラン
ご相談の経緯
南東角の既存花壇は、お客様が何を植えてもうまく育たないお悩みの場所でした。花を植えてもいつのまにか土が減り根っこが見えてきてしまうという状態が長らく続いていたそうです。その原因の1つには、風通しの強い立地がありました。通路を吹き抜ける風が土を吹き飛ばしてしまうのです。
そこで、まず土にあえてレギュレーションをつけ風を和らげ、風に強い宿根草などを組み合わせ植生にも合致した植栽プランをご提案いたしました。植栽から1年が経過し、計画通りふっくらと膨らんで素敵に成長した植物たちが明るく涼しげなサイトを作り出してくれていました。
2階の窓からも楽しめるアーチ
ご相談の経緯
アーチをくぐって、さらに奥のテラスガーデンに向かいます。上に向かって咲くつるバラ‘アイスバーク’は2階の窓からも素敵な表情を見せてくれるそうです。うつむき加減に咲くピンクのバラ‘ピエール・ド・ロンサール’との組み合わせが可愛らしいアーチです。
プランターで作るローズガーデン
リビングに面したタイルテラスでは、プランターでたくさんのバラや草花を楽しまれています。壁面には、通気性の良い誘引用のフェンスを設置しました。つるバラやクレマチスが芽を伸ばし、これからの成長が楽しみです。
「花たちが少しずつ咲きそろい、色とりどりに競演しています」という素敵なお知らせをお客様から頂き、1年ぶりにお庭を訪ねました。園路や花壇といった、いわばお庭のベースに、お客様が集めた植物達が元気に成長し、素敵なガーデンになっていました。嬉しい時間を共有して頂き、本当にありがとうございました。